竹内浩介 ベース講師のBlog

色々な音楽アドバイスを書いていきます。このブログは演奏家としてよりも、講師としての目線から書いている事が多いです。ホームページはhttp://www.insidebamboo.wordpress.com/です。

たまにされる質問(こぼれ話)

Cantik Musik School | (チャンティックミュージックスクール) 堺市にあるベースが中心の音楽教室

生徒さんからたまに聞かれる質問です。

ウッドベースコントラバスって違うんですか?」

答えは同じものです。呼び方が違うだけです。

ウッドベースというのは和製英語です。

アメリカではUpright Bass(アップライトベース)またはDouble Bass(ダブルベース)と言います。

コントラバスというのはドイツ語起源の呼び名です。

主にジャズをやっている人はウッドベースという呼び方をすることが多いです。

クラシックをやっている人、オーケストラの人などはコントラバスと言うことが多いように思います。

アコースティックベースという言い方をするときもありますが、これは本来は違う楽器です。

ジャズでは主にピチカート奏法(指で弾く奏法)が多く、クラシックでは主に弓(アルコ)を使って弾く奏法なので(もちろんジャズで弓を使ったり、クラシックで指で引く場合もありますが)、クラシックの方が弦高が高かったりすることが多いですが、弾いている楽器は呼び名が違うだけて同じものです。

ちなみに、音楽をやっていない一般の人にはコントラバスと言うのが一番伝わりやすいです。多分音楽の教科書に出てくるからだと思います。

 

それと、弓ですが、当然バイオリン用、ビオラ用、チェロ用、コントラバス用がありそれぞれ違います。

弓の重さは

コントラバス>チェロ>ビオラ>バイオリン

となります。重低音で響かせなければいけないので当然そうですよね。

でも弓の長さは

バイオリン>ビオラ>チェロ>コントラバス

となります。

なので、楽器用でない弓で弾くのはやめましょうね。楽器を傷めてしまいます。

 

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