こぼれ話2 色々な鍵盤楽器について
Cantik Musik School | (チャンティックミュージックスクール) 堺市にあるベースが中心の音楽教室
ピアノ
鍵盤楽器と言って、真っ先に浮かぶのはこれでしょう。楽器の王様とも呼ばれています。(ちなみにヴァイオリンは楽器の女王と呼ばれています。)一般的には鍵盤は88あります。ピアノのもともとの名前は、ピアノフォルテです。ピアノ(弱い音)からフォルテ(強い音)まで出せるという意味です。
普通ピアノといえばグランドピアノをさしますが、アップライトピアノというのはスペースを取らないように弦を縦に貼ったものです。
グランドピアノ
オルガン
大きく分けて、パイプオルガン、リードオルガン、電子オルガンがあります。ピアノとの大きな違いは、ピアノは楽器の中に張った弦を叩いて鳴らす、打弦楽器なのに対し、オルガンは風圧で音を出す仕組みの気鳴楽器です。モーツァルトはオルガンのことをあらゆる楽器の中で王様と言っています。
オルガンを電子化したものが、電子オルガン、ピアノを電子化したものが、電子ピアノです。エレクトーンというのは電子オルガンのヤマハの商品名のことです。
パイプオルガン
電子オルガン
楽器についている蛇腹(じゃばら)を伸ばしたり縮めたりして空気を送り込み鳴らしています。なので、これも気鳴楽器です。鍵盤がピアノのようになっているピアノ式アコーディオンの他にも、ボタンで音を鳴らすボタン式アコーディオンなどがあります。学校で使うのはピアノ式のが多いと思いますね。ちなみに、ボタン式アコーディオンとバンドネオンというのは、違う楽器です。
ピアノ式アコーディオン
ボタン式アコーディオン
鍵盤ハーモニカ
小学校の低学年でよくやりましたよね。ハーモニカと同じく金属のリード(金属の板)を呼気で鳴らすものです。鍵盤楽器である以外に、ハーモニカと明らかに違うのは、ハーモニカは息を吸うことによっても音を、出すことができますが、鍵盤ハーモニカは吹くことによってしか、音は出ません。
ピアニカというのは鍵盤ハーモニカのヤマハの商品名、ピアニーというのはZENONの商品名、メロディオンというのはスズキの商品名です。
鍵盤ハーモニカ
その他にもありますが、ちょっとマニアックな楽器になりますので、この辺で。
ベース専門の私がなぜ鍵盤楽器について書くのか。
鍵盤楽器は非常に優れた楽器だからなのもあります。もちろんほかの楽器が優れていないわけではないですが。音楽をやっている方ならわかると思うのですが、音楽は大きくメロディー、ハーモニー(コード、和音)、リズム、の3つで出来ています。その3つを1人の演奏者が、同時に出せる一番簡単な楽器が鍵盤楽器(特にピアノ、オルガン)だと思います。唯一の欠点は調律師に頼まないと、自分では音程(ピッチ)が操作できないくらいですね。
なので、ベース専門の私が言うのもなんですが、もし、小さい子供に何か楽器をやらせる場合は、断然ピアノまたはオルガンがお勧めです。(ヴァイオリンも音感がつくのにはいいですけど。)もちろん、その子がどうしても特定の楽器がやりたいっていう場合はその楽器をやらせるのが一番良いと思いますが。
別の機会に鍵盤楽器(鍵盤ハーモニカ)に関してちょっとした意見を書きたいなと思いまして。今回はその前置きです。